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生理休暇のある日本は男女不平等?

2021年、世界の男女格差のランキングにおいて、日本は156ヵ国中の120位でした。

G7の中でもダントツに低い順位であり、メディアでも取り上げられているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

そんな中でも、日本には海外にはない制度があります。それが生理休暇です。

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法律に記載されている

生理休暇はきちんと法律に記載されています。

労働基準法第68条には、生理日に就業させてはならないという文言が書かれています。

これに違反した場合は罰則もあり、30万円以下の罰金になります。

 

この制度は1947年に制定されましたが、海外では前例がなく、生理休暇は日本の独自の制度となりました。

現在でも、生理休暇のある国はほとんどなく、女性にとっては非常に恵まれている制度と言えます。

 

なぜ男女格差のランキングが低いのか

この男女格差のランキングはジェンダーギャップ指数と呼ばれているもので、世界経済フォーラムが出しているものです。

この指数は、経済・政治・教育・健康の4つの分野のデータから算出されます。

この中の政治の分野では、国会議員の女性割合、女性閣僚の比率、女性首相の在任期間などで測られますが、日本はこの政治分野でのポイントが非常に低く、そのためジェンダーギャップ指数の順位が低いと言えます。

 

本当に男女不平等なの?

国際連合開発計画(UNDP)が2018年に出したジェンダー不平等指数では、日本は162ヵ国中23位でした。

これは、性・生殖に関する健康、教育、女性の就労率などの分野から算出されます。

ジェンダー不平等指数を見ると他国に比べ日本が不平等であるとは言えないのではないでょうか。

 

 

ジェンダーギャップ指数は日本がかなり低いため、それだけを取り上げて男女不平等だという内容をよく見ます、1つのデータだけを取り上げて偏った見方をするのではなく、いろいろな側面から見ていくことが1番大事です。

ただ、まだまだ日本の格差のある分野は多くあるので、性差による格差のないより良い社会になることを願っています。