電話の声は自分の声じゃない?
電話で話すとなんか声が違うね。
こんなことを言われた経験はありませんか?
それもそのはずで、電話から聞こえる声は自分の声ではありません。
電話の声は合成音
電話の声は機械で作られた合成音です。
本人の声に似ている機械の声を割り当てて相手に送っています。
なので、聞いている声は本人と似ている機械の声ということになります。
ただ、機械で何十億というパターンが作り出されているので、誰かと同じ声になるということはほとんどありません。
なぜ機械の音を使うのか
音というのは、波として人の耳に伝わります。
その波の情報はアナログな情報ですが、アナログな情報をそのまま相手に伝えるというのは、とても難しいことです。
なので、一旦デジタル化して情報を伝えてあげることで、伝えるために必要なデータ容量が抑えられ、クリアに聞くことができます。
時計で考えてみると分かりやすいかもしれません。
アナログ時計はよーく針を見ると10分の1秒でも、100分の1秒でも分かるので、100%の情報を持っています。
それに対してデジタル時計は秒単位までの情報しか持っていません。
ですが、実際にはアナログ時計で10分の1秒単位は分かりませんし、1秒単位でもよく見ないと間違うことがあります。
それに対してデジタル時計は、10分の1秒や100分の1秒単位は表示されていなければ絶対に分かりませんが、表示されている秒数は確実に伝えることができます。
機械の音が何十億とあるので、とても似ているモノマネ芸人と本人が電話の声で同じになるのか、みたいな企画を誰かやって欲しいです笑