Tシャツ、YシャツのTやYって何の意味?違いは?
最近とても暑くなってきたので、Tシャツだけで過ごす方も増えてきたと思います。
このTシャツやYシャツの言葉の意味や違いについて知っていますか?
Yシャツはホワイトシャツの略
YシャツのYはシャツの形を表しているのではありません。
ホワイトシャツの発音を日本人がワイシャツと聞き間違えたことが語源と言われています。
本来はワイシャツはネクタイをしてスーツの下に着るような白いシャツのことですが、現在は色付きのシャツでもワイシャツと呼ぶことがあります。
ただし、海外で白いシャツ以外をワイシャツといっても通じません。
Tシャツは形に由来
Tシャツはイメージ通り形に由来しています。
襟のついていない丸首のシャツで、伸ばした時にTの字に見えるからですね。
Tシャツは当初は下着としての感覚が強かったのですが、徐々に若者のファッションとして流行していきました。
ワイシャツとカッターシャツは同じ?
西日本ではワイシャツのことをカッターシャツと呼ぶ人が大勢いると思います。
ワイシャツとカッターシャツは同じものを指して呼ばれることが多いのですが、カッターシャツは元はミズノの商標名です。
ミズノの創業者の水野利八が、襟付きのシャツをカッターシャツという名前で売り出したことがきっかけです。
カッターシャツは襟付きのスポーツシャツとして売り出す予定でした。
商品名を考えている時に、野球が好きだった水野は「勝った、勝った」と喜んでいる観客を見て、縁起がいいということで「カッター(勝ったー)シャツ」という名前で売られることとなり、そこから今に至るまでに名前が浸透していきました。
Tシャツとワイシャツは言葉が似ているだけで、語源が全く違いますね。
筆者は西日本なのでワイシャツというよりもカッターシャツと呼ぶ方が多いのですが、皆さんはどちらで呼んでいますか?