レム睡眠、ノンレム睡眠って何?
日本人は先進国の中で、睡眠時間が最も短い国ということがOECDの調査で分かっています。
皆さんの中にも、眠りが浅くて悩んでいる人が多くいるのではないでしょうか。
眠りの質はレム睡眠とノンレム睡眠という二つのシステムにより決まっています。
レム睡眠、ノンレム睡眠とは
睡眠のメカニズムとして、寝ている最中にレム睡眠とノンレム睡眠という2つの状態が交互に現れます。
レム睡眠は、急速眼球運動睡眠とも呼ばれており、体は休んでいる状態ですが脳は活動している睡眠です。
ノンレム睡眠は脳まで眠っている状態です。
つまりレム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠りであると言えます。
そのため、浅い眠りのレム睡眠のタイミングで起きることができれば、気持ちよく目覚めることができます。
睡眠サイクルは90分単位
レム睡眠は個人差はありますが、90分毎に現れると言われています。
そのため、90の倍数の時間は浅い眠りの時なので、その時に起きると目覚めの良い起床になるといえます。
逆に、深い眠りのノンレム睡眠の時に起こされると、目覚めの悪い起床になります。
レム睡眠は記憶の定着に役に立つ
レム睡眠中は、記憶に関わる海馬と言われる大脳辺縁系が活動をしています。
つまり、浅い睡眠のときに、その日に得た情報などを記憶として脳で整理しています。
なので、学習の定着には眠りの質というのはとても大事です。
睡眠の質を上げるには、深い眠りの時はぐっすり眠って、浅い眠りの時にしっかり起きることが大事ですね。
レム睡眠、ノンレム睡眠はストレスや心理的要因によっても変わってきます。
ストレスをかかえて睡眠の質が悪くなり、さらにストレスを抱えるという悪循環にならないように心掛けたいですね。