赤外線、紫外線ってなに??
赤外線や紫外線という言葉は日常生活でよく耳にすると思います。
では、具体的に赤外線や紫外線とはどういうものなのか説明できる人は少ないのではないでしょうか。
なんとなく、赤外線は赤外線センサーだったりで機械に使われてたり、紫外線は夏とかに多くなって、たくさん浴びると体に悪そうだったりというイメージがあると思います。
赤外線、紫外線というものは、太陽の光に関係しています。
太陽から出る光には、赤外線、可視光線、紫外線の3つに分けられます。
まず、可視光線というのは、人が見ることのできる光のことです。
光というのは、波のように動いて人の目に伝わってきます。その波の波長が長かったり短かったりすることで見え方が変わってきます。
空に見える虹を思い浮かべてみたら分かりやすいと思います。
虹の色は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順番に並んでますね。
この、空にできた虹を見た時の、赤から紫までの間の色が人が見ることのできる光、つまり可視光線になります。
ここで赤外線というのは、可視光線の赤より外側の光で、紫外線は紫より外側の光ということです。なので、
「赤」の「外」で赤外線
「紫」の「外」で紫外線
と呼ぶわけですね。
この赤外線の中でも、波長の長さによっていろいろな性質があり、波長が長い遠赤外線は熱を与える効果があり、コタツや電気ストーブなどに使われていたり、波長の短い近赤外線は見えない光としてリモコンなどに使われています。
紫外線はというと、皮膚の中に入って皮膚を老化させたり、身体の中にあるメラニン色素を酸化させて褐色にしてしまったり(これが日焼け)、人体にとって悪影響を及ぼします。
なので、特に日差しの強い日などは絶対に日焼け止めを塗ってから外出するようにしましょう。