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6÷2(1+2)答えは結局「1」なの?「9」なの?

6÷2(1+2)の答えは?

これはネットでよく見る、人によっては計算結果が変わるという有名な問題ですね。

 

ネットではいろんな人がいろいろ考察してて結局何が正解なの?って余計に分からなくなっていると思います。

 

そこで、今回はこの議論に完全に決着をつけたいと思います。

まずそれぞれの答えがどういう考え方で導かれたのか考えてみましょう。

 

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「1」派の考え方

2(1+2) のかたまりから先に計算する!

かっこの中から計算するから1+2=3になる。

次に2×3=6になる。

最後に6÷6=1    

だから答えは「1」!

 

 

「9」派の考え方

かっこの中から先に計算する!

1+2=3になる。

なので、式は6÷2×3になるから前から計算する!

6÷2=になって、3×3=9になる。

だから答えは「9」!

 

 

 

なんとなくどっちも言ってることが正しい気がします。

 

じゃあ、結局何が間違っているのかというと、それは、

 

 

元の式が間違っているんです!

 

 

そもそも数学でかけ算の記号「×」を省略してもいいと習ったのはいつでしょうか?

これは中学1年生の文字式のところで学習をします。

 

そして、中学校学習指導要領にも、「乗算の記号 × は文字と文字の間や、数と文字の間では普通は省略」と明記されています。

 

つまり、文字式でなければかけ算の記号「×」は普通は省略しないのです!

 

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なぜ省略しないのかというと、省略したらこんな風に人によって考え方が変わるようなややこしいことになりますからね。

 

まあ、明らかに伝わる省略しても大丈夫だと思いますが、結局は正確に問題の意図を伝えるには省略をしない方がいいということですね!

 

ちなみに、Googleの計算機では、

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6÷2(1+2)では計算できないので、自動で(6÷2)×(1+2)という式に置き換えられます。