電卓のM+とかM−って何?いつ使うの?
電卓を使ったことがある人なら一度は目にしたことがある、M+やM−などの文字。
これらのボタンの意味や使い方について詳しく知っているでしょうか?
Mはメモリーの頭文字
Mはmemoryの頭文字から来ています。数字を記憶してくれる機能からこの名前になっています。
つまり、覚えさせたい数字をMというボタンを押せば記憶してくれます。
メモリー機能
M+ メモリープラス
メモリーに足し算して記録する
M− メモリーマイナス
メモリーに引き算して記録する
MR (RM) メモリーリコール
メモリーの値を表示する
MC (CM) メモリークリア
メモリーの値を消去する
一般家庭にある電卓を使用する場合には結構便利な機能です。
例えば1 + 2 × 3 を計算したいとしても、電卓でそのまま打つと、本当はかけ算から計算をして欲しいのに、前から計算してしまいます。
なので、本当の答えは7なのに、電卓では答えは9になってしまいます。
ところがこのメモリー機能を使うと、1を記憶させて、2 × 3の値を記憶したところに足す、ということができるので、簡単に答えが求まります。
使い方
7 × 6 + 5 × 4 − 3 × 2 を求めたいとき、
まず、メモリーの中には何も数字は入っていないので、メモリーの値は0となっています。
次に、7 × 6 を電卓で打ち、M+を押します。
すると、メモリーに42がプラスされるので、
0 + 42 で42がメモリーに入りました。
次に、5 × 4 を打ち、M+を押します。
すると、メモリーに20がプラスされるので、
42 + 20 で62がメモリーに記録されます。
最後に、3 × 2 を打ち、M−を押します。
すると、メモリーに6がマイナスされるので、
62 − 6 で56がメモリーに記録されます。
最後はこのメモリーの値を表示すればいいので、MRを押すと56が出てきます。
(※使う電卓により機能が異なる場合があります)
スマホの電卓の場合は?
スマホの電卓では、このメモリー機能を使用する機会があまり多くありません。
理由は、1 + 2 × 3 をそのままスマホで打つと、ちゃんとかけ算から先に計算してくれるので、7という答えを出してくれます。
なので、大多数の人はスマホの電卓を使用していると思いますので、あまり必要ない機能ですが、仕事で電卓を使う人などは覚えておいて損はないと思います。
ちなみに、筆者はiPhoneユーザーなのですが、iPhoneの電卓の場合はスマホを横向きにすると、関数電卓として使えるので非常に便利です。