卓球選手が試合中に卓球台を触るのはルールのせい?
東京オリンピックまで1ヶ月少しとなりました。
日本の有力メダル候補の一つでもある卓球ですが、卓球選手が試合中に卓球台をよく触るのにはルール上の理由があるのは知っているでしょうか?
得点の合計が6の倍数でしかタオルを使えない
卓球はルール上自由にタオルで汗を拭くことはできません。
両者得点の合計が6の倍数のときにのみ、タオルの使用が許可されています。
これはもともと、いつでもタオルの使用が許可されていたのですが、これにより試合時間が長びいたり、わざとタオル休憩をたくさん取ることで相手の集中を乱したりすることがあったため、タオルの使用に制限がつくことになりましま。
そのため選手はタオル休憩以外では、卓球台で汗を拭いているというというわけです。
現在、コロナ対策により、大会によっては卓球台で汗を拭く行為が禁止されていることもあります。
他にも変わったルールがある?
ここからは公式なルールではなく暗黙のルールです。
- わざとミスして1点をあげる
卓球は1セット11点の3セット先取なのですが、10-0でマッチポイントになった場合は、わざとミスして相手に1点をあげるという暗黙のルールがあります。
わざとミスをする方が相手にとって失礼な気もしますが、卓球は紳士のスポーツとしてこのようなルールがあるそうです。
過去に福原愛選手は、11-0で勝ってしまったことがあります。そのときは、ミスしようとしたがうっかりいいサーブが入ってしまい、またうっかり反射的に返したら決まってしまった、と謝っていたことがあります。
- ネットイン、エッジボール、相手のサーブミスで喜んではいけない
ネットにあたって相手コートに入ったり、エッジ(台の角)に当たって得点になったりした場合は、実力よりも運が味方してくれたので、相手選手へのマナーとして喜ばずに謝るのが暗黙のルールです。
また相手のサーブミスも、マナーとして喜んではいけません。相手を蔑む行為と捉えられてしまいます。
私的には、ネットインやエッジボールは運も実力のうちだと思うので喜んでもいいと思うのですが。
卓球だけに限らず、スポーツの細かいルールなどを知っておくと、東京オリンピックをより一層楽しめるかもしれませんね。